ソニー空間再現ディスプレイプロジェクト
裸眼のままで、そこに実物があるかのような立体視を実現するソニーの空間再現ディスプレイ“SRD(Spatial Reality Display)”。その新たな利用価値を探るべく、今回の企業プロジェクトでは二つの課題を提示。「SRDを活用したクリエイターのための新しい制作手法の提案」と「SRDを活用した新しいサイネージ手法の提案」のいずれかをテーマに、学生たちは“これからのリアル”を追求していく。
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ソニー株式会社
ソニー株式会社は、ソニーグループ株式会社の100%子会社であり、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業を担います。「テクノロジーの力で未来のエンタテインメントをクリエイターと共創する」ことをミッションとし、世界中の人に感動を届けることをめざしています。
SRDを活用した展示補助アプリ“SPADGE”
スーパーAIクリエイター専攻 木本さん 他4名
SRDを活用したクリエイターのためのアプリケーションを制作するにあたり、まずテーマを考えました。 「人とモノ、モノと人を繋ぐ」です。3DCG技術や生成AIといった最先端の技術を活用し、クリエイターとSRD、クリエイターとユーザーなどを繋ぐ橋渡しのようなアプリケーションを目指しました。アプリ名は“SPAGE(スページ)”。Spatial(空間)とBridge(橋)をかけ合わせています。SRDを活用した展示を行うための補助アプリでUnityと連携して展示中の状態を管理したり、撮影データからの3Dモデル作成、生成AIを活用した展示物の説明などを行うことができます。
SRDを活用した新しいサイネージ手法
「VTuberコンセプトカフェ」の提案
CGクリエーター専攻 堀さん 他4名
今回提案するのはSRDを活用した新しいスタイルのVTuberコンセプトカフェです。何よりもこだわったのは、より「対面している感覚」です。それを実現するために、システム面では試行錯誤を繰り返し、最終的には“Virtual Motion Capture”と“mocopi”を使用し、リアルタイムで“Unity”に出力する形に。推し活が身近なZ世代に、推しと直接触れることができ、多数のリスナーの中の1人でなく室内で2人だけで会話できるというメリットを提供することができます。店舗限定グッズの販売やキャストの衣装パネル、部屋の装飾など実店舗ならではのビジネス拡大も狙うことができます。
企業からのコメント
アイデアが非常に素晴らしいなと思いました。ヴァーチャルなキャストが実在するかのように目の前にディスプレイされるということで、人間同士だからこそ起こるさまざまなトラブルを回避することにもつながりそうです。接客サービス業の新しい形を提案していただきました。



企業からのコメント
実際に3DCGがなかったりUnityが使えないという理由でクリエイターやクライアントが制作を断念してしまう場面は多いのですが、学生さんが現場に立たずにその発想にたどり着けるというのは素晴らしい視点だと思います。